クラッシュオン
会話の量と質で、組織を強くする。
都内でウェブマーケティング業を営む会社のオフィス設計です。事前ヒアリングでは「仕事だけでつながるドライな関係ではなく、楽しみも苦しみもともにする、同志のような、部活動のようなチームでありたい」といった言葉が出ていました。そこで「PLAY-FULL/本気の仕事と本気の遊びに満ちあふれるオフィス」というコンセプトを立案。 ※スポーツなどで使われるプレイと、遊びを意味するプレイの両義
その実現には「さまざまな会話が、さまざまな人のあいだで、たくさん交わされる」ことが必要だと考え、会話の種類や量を、空間的な設計で意図的にコントロールすることを狙いとしました。そこで、限られた空間のなかに、通常の執務スペースに加え、ベンチや集会スペースを配置。仕事中にデスクで交わされる本気の会話はもちろん、休憩時間やベンチに座って交わされるちょっとした相談事や、仕事終わりに、くつろいだ雰囲気で交わされる無駄話まで、さまざまな会話であふれる空間を生み出しました。
また社員の方一人ひとりに好きな背番号を選んでもらい、ネームプレートやロッカーナンバーにすることで、企業としての一体感を高め、愛着を持ってもらうための工夫をしています。
DATA
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所在地
東京都渋谷区 -
用途
オフィス -
仕様
鉄筋コンクリート造 -
延床面積
95㎡ -
設計
あのね -
サイン
MOTOMOTO -
施工
中村工務店 -
写真
Miki Yamasaki